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味噌作りはまだまだ続きます

2015.02.07







味噌の仕込みはまだまだ続いています。

毎年100樽以上仕込みますのでようやく折り返し地点が見えてきた感じです(*^_^*)。

当宿の作る味噌は、専用の施設と最高の種麹で作られた米麹と、厳選された北海道産(国産を毎年見直します)の大豆、100年以上修繕されながら大事に使い続けてきた味噌蔵、長年の仕込みの技術、大原の美味しい水などの自然環境、等々のこだわりをベースにしてしっかり作っています。

こういう昔ながらの方法や素材や環境で作られたこだわり味噌を作っているのは「大原では当宿だけです」。当宿の発祥の「味噌鍋」は当宿 大原の里 と姉妹店の 味噌庵 と 雲井茶屋 だけで食べる事が出来ますので大原にお越しの際は是非お立ち寄りください(^^)/。姉妹店の味噌庵ではこの味噌を使った味噌汁の試飲や味噌の試食も実施しています!

100年以上使っているの味噌蔵の柱には味噌を熟成するのをサポートする菌が住んでいるので、蔵を増築するにしても新しく建て直す事はしないで、古い柱を再利用したり新しい柱を何年も蔵に入れておいて菌に住んでもらってから柱として利用します。なので新しい素材で新しい建材だけで味噌蔵を建る事は今後もしません。味噌にとってはそういった環境の方が美味しく熟成されます。

宿の建物も味噌蔵と同じ発想で、新しいものを建て替えるのではなく、今までのものをなるべく活かした状態で修繕しながら使う事が大事だと思っています。今後も当宿では古いものをなるべく活かして修繕改善していきたいと思います。最新の建物ではございませんのお客様にご迷惑をおかけする事もあるかもしれませんが、どうか宜しくお願いいたします。ご不便な事がございましたら対応出来る事もございますので是非お尋ねくださいませ。

味噌蔵と同じく味噌樽の蓋は50年以上修繕しながら使い続けているものがあります。こちらも昔ながらの素材を修繕しながら使うので非常に長く使えます。昔ながらの素材は非常に重いですが、合板などの軽い素材では修繕しながら使っても何年かで剥がれてきて使えなくなります。修繕しながら長く使っていくと蓋にも味噌の熟成をサポートする菌が住みますので、そういった意味でも昔の素材のものを修繕しながら使うのは非常に大事です。

大原温泉湯元 京の民宿 大原の里 は民宿ですので旅館さんのようなきめ細かいサービスはございませんが、昔ながらの「田舎のおばあちゃんの家」に帰ってきたような感覚でゆっくり寛いでいただけるような宿を目指して参ります。