味噌樽のふた
2017.11.08
当宿では100年以上前から味噌を作り続けています(現在は姉妹店の味噌庵として製造販売中です)。
味噌を熟成させる樽の蓋も古くなっても捨てないで修繕を繰り返して使い続けます。
長いものだと50年くらいは修繕しながら使っている蓋もあります。さすがにもうそろそろ引退の時期ですが(笑)。
そういった木の中にも味噌の熟成を助ける菌が住んでいるので簡単には捨てません。
古いものを大事にしていきたいという考え方はこの味噌屋の味噌造りからきています。
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当宿の場合は、味噌の発送や日帰り温泉のプランやお得な宿泊プラン、等が「お返し」となります。
木材
2017.11.02
以前に大雨で倒れた敷地内の大木を何かに使用するために切って保存してある大きな木材です。
扉や大きなテーブルに使えるくらいの大きいサイズの木材が複数枚あります。
一部加工して姉妹店の味噌庵の店舗に棚として使用しています。
とても味のある形や色ですのでテーブルに加工してお客様のお部屋に使用したり今後の改修に使いたいと考えています。
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窓枠
2017.10.27
クラウドファンディングを始めました!
2017.10.26
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以下内容説明です。
京都大原で創業45年ほど経つ温泉民宿です。
改築改修を計画中です。一つはある程度壊してから新しい建材で新しく作り直す改築案。もう一つは現状の木造建築を維持する改修案。
当宿では100年続く味噌屋を運営している事もあり、「田舎のおじいちゃんやおばあちゃんの家のように」昔の古いものを大事にしていきたいと考えています。という訳で木造建築を維持する案を採用いたしました。
古材での改修、昔の建具を探してきて再利用、洗面所を昔のスタイルに戻す、脱衣所をもう少し趣のある形にする、等を実施します。当宿の今後の改修改築は全てこのコンセプトに沿って実施していきます。
当宿は京都大原の土地で高度経済成長期の45年ほど前に創業いたしました。
その後現在に至るまで温泉の掘削を含めまして数々の改修を行っております。
しかしながらそれらの改修はその時代時代に流行った素材でその都度行っており全体的にまとまりのないものになってしまっています。一部では長く使うと「味」が出てくるしっかりした素材を使っているが一部ではベニアのような「味」が出にくい板で改修してあったり、和風の民宿なのに改修当時流行っていたような洋風なものが少しあったり、といったようなまとまりのない状態です。
この数年の間に当宿のコンセプトを新しく「田舎のおじいちゃんやおばあちゃんの家に遊びに来たような昔ながらの雰囲気を持つ民宿」というものにいたしました。今後の改修改築は木造建築の持つ暖かみ優しさを維持し、都会的な最新の素材やモダンなデザインでの改修することはしない事にしています。(床下など見えない部分では快適にお過ごしいただけますように有効な素材があれば使ってまいります。)
そのコンセプトを持って現状の当宿を確認していきますと、部屋の扉が少し洋風であったり、洗面所や大浴場の脱衣所にあまり木材が利用されていないので全体的に白く趣がなかったり、本来は土壁であった部分が洋風の壁紙になっていて違和感があったり、など昔ながらの田舎の家の雰囲気としては違和感のあるものが多いです。お客様に更に長くお寛ぎいただくにはそのあたりのまとまり具合が非常に大事だと考えます。
例えば扉。京都の古民家から出た建具を売っている建具屋さんに当宿に合いそうな扉や建具がたくさんあります。創業当時は当宿もこういった建具を使っていましたが時代に流れの中で便利で使いやすい建具に変わってしまいました。だからこそ今後は「昔に戻していく」事を目指して京都の古材屋さんの材料で改修改築をしたり昔の建具を加工修繕して使っていく予定です。
当宿は100年以上続く完全無添加の味噌屋さん(味噌庵)も運営しております。熟成蔵の増築や改築をするにしても発酵をサポートする菌の住む古い柱は捨てないでそのまま蔵の中で再利用します。(新しい木材は何年も前から味噌蔵に入れておいてサポートする菌を住ましてから使用します。)味噌造りでは熟成蔵の建築がそのまま味にも繋がってきます。そういった昔の物を大事にする事を宿でも同じく大事にしていきたいと考えています。
高度経済成長期、バブル期の以前の「物を改修しながら長く大事に使う」時代の考え方を大事にして維持する事でお客様にどこか懐かしい感覚で寛いただけますような建物に改修改築していきたいと考えています。